痔の出血はどんな状態?他の病気との違いや治療法を知ろう|痔の治療・手術なら家田病院
2023.05.15 コラム
2023.05.15 コラム
痔は日本人の4人に1人が悩んでいる症状ともいわれます。痔は肛門周辺の血管が膨らんだり、裂けたりすることで起こります。痔になると、排便時や日常生活で肛門から出血することがあります。しかし、肛門からの出血が必ずしも痔だとは限りません。大腸がんなど他の病気も原因となる可能性があります。
では、痔の出血と他の病気の出血はどう違うのでしょうか?また、痔の出血はどんな特徴があるのでしょうか?この記事では、痔の出血について詳しく解説します。
肛門から出血する場合、考えられる主な原因は以下の4つです。
これらの病気は、出血の色や量、タイミングなどによって区別できる場合があります。しかし、必ずしも明確な違いがあるわけではありません。特に、初期段階では自覚症状が少ないことも多いため、自己判断せずに医師に相談することが重要です。
出血が「鮮やかな赤色」「排便時や排便後」に「トイレットペーパーや下着に付着」している場合はいぼ痔(外痔核・内痔核)、切れ痔が原因の出血の可能性が高いです。
お尻には感覚がある部分とない部分がありますが、内痔核は感覚がない部分にできる痔です。内痔核は血管が膨らんだもので、力んだりすると勢いよく血が出ます。そのため、排便時に力むと真っ赤な血が出てしまいます。
痔の出血は、痔の種類や進行度によって治療方法が異なります。自分で判断して薬を使ったりするのではなく、早めに肛門科で医師に診てもらうことが大切です。早期に適切な治療を受けることで、痔の根治に近づきます。
また、肛門の血流を改善したり、清潔に保つためには、お風呂や座浴で肛門を温めることがおすすめです。外痔核の痛みも、温めることで緩和されます。
保存的治療とは、食事などで症状を改善する方法です。主に第1度や第2度のいぼ痔、切れ痔に適用されます。以下のような方法があります。
軽度な痔の場合、1〜4週間程度の薬の使用のみで治るケースがあります。
しかし、痔瘻やある程度進行してしまった痔については薬のみの治療では治りませんので早めに肛門科を受診することをオススメします。
薬には主に外用薬と内服薬(飲み薬)があり、それぞれ効果や使用方法が異なります。
症状に合わせた薬を患部に直接使用します。
痒みや痛みを抑える成分が入っています。
外用薬と比較すると、効果がゆっくり現れます。
便秘の改善ができる薬もあるので、痔の治療と一緒に体調の改善も行えます。
痔の薬についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
痔の薬の使用方法・注意点を解説!| 痔の治療・手術なら家田病院
ある程度進行が進んでしまった痔の場合、手術が必要となる場合があります。
家田病院では患者様の生活スケジュールに合わせて手術の予定を組まさせていただきます。お気軽にご相談ください。
切除または注射による手術を行います。日帰りで行う病院もありますが、当院では注射の場合は3日間、切除の場合は2週間程度の入院での治療を行なっています。
自然治癒はほとんどしないため、原則として手術で瘻管を切除します。10日間程度の入院での治療を行なっています。
多くの場合は保存的治療が行いますが、くすり等で治らない痛みや肛門狭窄により生活に支障をきたす場合は手術による治療が必要となります。10日間程度の入院での治療を行なっています。
肛門から出血する場合、必ずしも痔だとは限りません。大腸がんなど他の重大な病気も原因となる可能性があります。出血の色や量、タイミングなどによって区別できる場合がありますが、自己判断せずに医師に相談することが重要です。
また、痔の出血は、種類や進行度によって特徴が異なります。保存的治療や手術的治療で改善することができますが、再発防止のためにも生活習慣の見直しが必要です。
肛門から出血することは恥ずかしいことではありません。早期発見・早期治療で健康な肛門を取り戻しましょう。
家田病院では入院から退院まで手厚くケアいたします。痛みや排便コントロールについて相談しやすい環境づくりに努めており、痔の治療に専念していただけます。
名古屋市からお越しの方は、東名高速 豊田上郷スマートICまたは豊田東ICで降りてください。高速道路を降りてから約10分ほどでお越しいただけます。無料の専用駐車場もございますので、お気軽にお車でお越しいただけます。