
診療内容
当院で診療している代表的な
病気・検査をご紹介。
こちらに掲載のない病気も
お気軽にご相談ください。
肛門科

日帰り手術から入院まで
おしりのことならお任せください。
当院は入院施設も完備し、どのような肛門の病気でも治療・手術ができる体制を整えています。軽い症状の治療はもちろん、難易度の高い手術まで、さまざまなおしりの悩みにお応えします。

家田病院のスタッフはみ〜んなおしりの専門家!
人には相談しにくいことでも、お気軽にご相談くださいね。
-
いぼ痔(内痔核)
いぼ痔(内痔核)とは、便秘や下痢などで肛門に長期間負担がかかり血液の循環が悪くなることで、肛門の静脈叢がうっ血して腫れてしまった状態です。進行すると、出血したり、肛門の外に出てくることもあります。
歯状線より内側にできた腫れを「内痔核」、外側にできた腫れを「外痔核」とできる場所によって区別しています。通常、内痔核には痛みはなく排便時の出血や脱出といった症状がでます。一方、外痔核は痛みを伴うことが多く、ご自身で腫れを触れたりします。
内痔核でも嵌頓(かんとん)と呼ばれる状態になると、おしりが全体に腫れあがり動けないくらい痛くなることもあります。いぼ痔(内痔核)について
-
きれ痔(裂肛)
きれ痔(裂肛)は、硬い便や肛門内部の炎症により、肛門上皮にキズがついた状態です。
慢性化するとキズが深くなり、潰瘍化し皮膚に突起物や肛門ポリープが出来てしまうこともあります。
慢性的な便秘や下痢によるものが多く、このほか肛門括約筋の緊張・狭窄、クローン病と呼ばれる炎症性腸疾患からも炎症が肛門付近で起こることで裂肛を形成することがあります。
20才代の若い女性に、比較的多く見られます。きれ痔(裂肛)について
-
あな痔(痔ろう)
肛門の周りに膿が溜まることを肛門周囲膿瘍と呼びます。肛門周囲膿瘍が悪化すると痔ろうになります。
痛みや腫れ、ときに38~39℃の発熱がみられ、膿で下着が汚れることもあります。
皮膚が破れて膿が自然に出たり、病院で皮膚を切開して膿を出したりすることで肛門周囲膿瘍は改善しますが、その後に膿の通り道(瘻管)が残ります。瘻管のみではしこりを触れたり、分泌物が少し出たりする程度ですが、再び肛門周囲膿瘍を形成すると、痛みや腫れ、発熱がみられ、これを繰り返すことが問題となり、手術による治療が必要になります。
男性に多く見られますが、その原因は分っていません。あな痔(痔ろう)について
-
血栓性外痔核
外痔核は、いぼ痔の一つです。いぼ痔の中で、歯状線より内側にできた腫れを「内痔核」、外側にできた腫れを「外痔核」とできる場所によって区別しています。
内痔核の場合は痛みがなく排便時の出血や脱出といった症状がでますが、外痔核は外側にあるためご自身で腫れを触ることができ、痛みを伴うことが多いのが特徴です。
血豆(血栓性外痔核)は肛門周りの血流が悪くなり、血栓(血まめ)が溜まって腫れていぼ状になったものです。
突然発症することが多く、同じ姿勢を長時間続けたり、肛門に急激な負担がかかった時に起こることがあります。
血液の塊なので、時間とともに吸収され徐々に縮小し痛みも引いていきます。
外痔核になかには浮腫(むくみで起こるもの)もありますが。対処法は血栓性外痔核と同様です。
似た症状の病気として肛門周囲膿瘍がありますが治療法が異なります。専門医による診察をお勧めします。血栓性外痔核について
-
直腸脱・直腸粘膜脱
直腸脱とは、直腸を支える筋肉を含めた支持組織が弱くなり、直腸が肛門へ下がって肛門から脱出した状態です。
排便等のいきみにより、下部直腸の粘膜だけが脱出する場合は直腸粘膜脱と呼ばれます。排便時にだけ脱出する場合と、ひどくなると常に脱出した状態になる場合もあります。
肛門からの脱出があるため、いぼ痔(内痔核)と間違えられやすい疾患です。直腸脱・直腸粘膜脱について
-
肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍は、肛門の近くに膿瘍をつくる病気です。原因としては痔瘻の他に皮膚疾患である化膿性アテロームや膿皮症が考えられます。
浅いところにできる膿瘍は痛み強く、深いところにできる膿瘍は腰に痛みが出る場合があります。
皮膚が破れて膿が自然に出たり、病院で皮膚を切開して膿を出したりすることで肛門周囲膿瘍は改善します。
肛門周囲膿瘍について
胃腸科

内視鏡検査で
胃がんや大腸がんも早期発見。
大腸がんや胃がんなどをはじめとした胃や腸の病気は、検査での早期発見が大切です。内視鏡検査はつらいと思われがちですが、当院では色々な工夫や改善をすることで、できる限りつらくない検査を行うようにしています。
検査で見つかったポリープの切除やピロリ菌の除菌治療なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。

おしりの病気だと思っていたら、実は大腸の病気だった!なんてこともあるので、おかしいな?と思ったら早めに診察を受けてくださいね。
-
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は、肛門から細い内視鏡を挿入し大腸全体を観察する検査です。
大腸がんなどの病気の初期は自覚症状がないことも多く、気づいたときには病気が進行していることもあります。病気の早期発見のためにも、定期的な検査をおすすめしています。
便潜血検査で異常が見つかった場合は、精密検査を受けましょう。
内視鏡検査はつらい検査と思われていますが、当院では色々な工夫、改善をしてできる限りつらくない検査を行うようにしています。
鎮静剤の注射を使用し、痛みを和らげて検査を受けていただくことができます。
検査中にポリープが見つかった場合は、同時にポリープ切除を行うことも可能です。
大腸内視鏡検査について
-
胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃内視鏡検査(胃カメラ)は、口から細い内視鏡を挿入し胃の中を観察する検査です。
胃がんを早期発見するためには、定期的に胃の検査を受けることが大切です。
胃がんの原因の一つはピロリ菌だと言われています。内視鏡検査でピロリ菌を発見し、除菌することで胃がんのリスクを低減することができます。
内視鏡検査はつらい検査と思われていますが、当院では色々な工夫、改善をしてできる限りつらくない検査を行うようにしています。
鎮静剤の注射を使用し、痛みを和らげて検査を受けていただくことができます。
胃内視鏡検査(胃カメラ)について
-
大腸ポリープ
大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部がいぼ状に盛り上がったもので、生活習慣などの環境要因と遺伝要因が絡み合って起こると考えられています。
ポリープ(良性の腫瘍)のうちは特に問題はありませんが、放っておくと大腸がんに変化する危険性があります。
サイズが10mmを超える場合などは、がんへと変異するリスクの高いポリープと言われており、大腸ガンの予防には定期的な検査による早期発見・切除が大切です。大腸ポリープについて
-
大腸がん
大腸がんは、大腸に悪性の腫瘍ができる病気です。
大腸がんは、2つの発生の仕方があると考えられています。1つは大腸の壁のもっとも内側にある粘膜にできたポリープ(良性の腫瘍)が、がんに変化する場合です。もう1つは、粘膜から直接がんが発生する場合です。
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。
また、自覚症状のない場合でも、健康診断の便潜血をきっかけに大腸カメラの検査を受けて発見される場合があります。
大腸ガンの予防には定期的な検査による早期発見や、ポリープの早期発見・切除が大切です。大腸がんについて
-
ピロリ菌感染症
ピロリ菌は、正式名称をヘリコバクター・ピロリといいます。
1983年にオーストラリアで発見された病原細菌で、人間の胃の粘膜に生息します。
ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こります。その状態が長く続くと、徐々に粘膜の感染部位が広がり、慢性胃炎となります。この慢性胃炎が胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎を引き起こし、その一部は、やがて胃がんへと進展します。ピロリ菌感染症について
-
胃潰瘍
胃の粘膜がただれ、胃の壁が傷ついた状態を胃潰瘍といい、胃を守る粘液と胃酸の分泌量のバランスが崩れることで起こります。胃液が過剰に分泌されると粘膜を傷つけ、そのうちさらに深い筋層まで攻撃し、胃潰瘍に進行してしまいます。
症状が進むと胃に穴が空き、腹膜炎が起きる恐れもあるので、胃の痛みが2〜3日続く場合は受診してください。胃潰瘍について
-
胃がん
胃がんは、胃のもっとも内側を覆う粘膜の細胞に発生し、内側から徐々に粘膜下層 → 固有筋層 → 漿膜(しょうまく)へと、外側に向かって広がっていきます。粘膜や粘膜下層までにとどまっているものを「早期胃がん」、固有筋層よりも深く達したものを「進行胃がん」といいます。
昨今では、胃がんは早期発見でほとんど治すことができるようになってきましたが、早い段階では自覚症状がないことが多く、かなり進行しても症状がない場合があります。定期的に検診を受けることが大切です。胃がんについて
IBD(炎症性腸疾患)

患者さまやご家族に寄り添い
普通の生活が送れるようサポート。
炎症性腸疾患(IBD)は、腸を中心とする消化管粘膜に炎症が生じる病気です。主な病気である潰瘍性大腸炎やクローン病は特定疾患(難病)として厚生労働省に指定されています。
当院では早くからこの治療に取り組み、知見を積み重ねて来ました。根治できる治療法が見つかるときまで、患者さまとそのご家族が病気とうまく付き合い、できる限り普通の生活が送れるよう治療・サポートいたします。

年間累計6,000人以上のIBDの患者さまを治療しています。
IBDでお悩みの患者さま、ご家族さまはぜひ家田病院にご相談ください。
-
潰瘍性大腸炎(UC)
潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患のひとつで、大腸の粘膜にただれや潰瘍ができ、腸の表面がすりむけることで、血便・粘血便・下痢や腹痛などが生じる病気です。さまざまな合併症が発現することがあるため、定期的な検査や治療が大切です。
厚生労働省から難病に指定されているため、命に関わる病気だと思われることもありますが、ただちに命に関わる病気ではなく、適切な治療により炎症などの症状を抑えてコントロールができれば、ほぼ健康な人と変わらない日常生活を送ることも可能です。潰瘍性大腸炎(UC)について
-
クローン病(CD)
クローン病とは炎症性腸疾患のひとつで、小腸や大腸に潰瘍ができ、腹痛や下痢が生じる病気です。消化管のどこにでも炎症が生じる可能性があり、潰瘍性大腸炎よりもより広い範囲に炎症がみられる傾向にあります。
主に10~20代の若い人に発症しますが、原因はわかっていません。
さまざまな合併症が発現することがあるため、定期的な検査や治療が大切です。腸が狭くなる腸管合併症を発生することもあります。
厚生労働省から難病に指定されているため、命に関わる病気だと思われることもありますが、ただちに命に関わる病気ではなく、適切な治療により炎症などの症状を抑えてコントロールができれば、ほぼ健康な人と変わらない日常生活を送ることも可能です。
クローン病(CD)について