家田病院

0565-21-0500

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病気について

病気について

肛門と腸の代表的な病気についてなりたちをご説明します。
いずれも早期治療が肝心です。「もしかして」と思う方は、早めに診察を受けましょう

痔の三大疾病

痔の三大疾病

いぼ痔(内痔核)のなりたち

いぼ痔は、三大痔疾患の中で一番多く見られ、排便でいきんだり、下痢で肛門に負担がかかったりすると、粘膜部分を支えている組織が緩み、次第に肛門の静脈が大きくなり、出血したりして肛門の外に出てきます。

  • 痛みがなく、出血することが多い。

  • 排便の時に脱出するが自然に戻る。

  • 立っているだけで脱出し、指で戻す。

  • 脱出したまま元に戻らない。

あな痔(痔瘻)のなりたち

あな痔は、肛門腺の細菌感染により直腸や肛門周囲が化膿して起こる病気です。
男性に多く見られますが、その原因は分っていません。

  • 正常な肛門線。

  • 肛門線に細菌が侵入し、炎症を起こす。

  • 炎症が肛門周囲に広がり、化膿する。

  • 膿を出したあと、菅が出来る。

きれ痔(裂肛)のなりたち

きれ痔は、硬い便や肛門内部の炎症により、肛門上皮にキズがついたものです。
20才代の若い女性に、比較的多く見られます。

  • 急性のきれ痔

    便秘のため硬くなった便で、肛門上皮が切れてキズが出来る。

  • 慢性のきれ痔

    慢性化するとキズが深くなり、潰瘍化し皮膚に突起物や肛門ポリープが出来る。

代表的な腸の病気

代表的な腸の病気

直腸脱・直腸粘膜脱のなりたち

最近、高齢化が進むにつれて、排便障害を訴える方が増えています。
直腸を支える筋肉を含めた支持組織が弱くなり、直腸が肛門へ下がってくるからです。

  • 支持組織がよわくなり、
    直腸が肛門へ下がる。

  • 直腸が下がり、
    肛門がふさがって便が出ない。

  • 直腸が肛門の外へ脱出して
    不快感、痛みを感じる。

大腸がん・ポリープのなりたち

大腸がんは、2つの発生の仕方があると考えられています。1つは大腸の壁のもっとも内側にある粘膜にできたポリープ(良性の腫瘍)が、がんに変化する場合です。もう1つは、粘膜から直接がんが発生する場合です。
大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部がいぼ状に盛り上がったもので、生活習慣などの環境要因と遺伝要因が絡み合って起こると考えられています。

IBDのなりたち

IBDとは、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)のことで、一般的には「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」のことをいいます。クローン病とは、小腸や大腸に潰瘍ができ、腹痛や下痢が生じます。主に10~20代の若い人に発症しますが、原因はわかっていません。潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜にただれや潰瘍ができ、腸の表面がすりむけることで、血便・粘血便・下痢や腹痛などが生じます。若い人に多く見られますが、どの年代にも発症します。原因は分かっていません。

手術について

手術について

痔の三大疾患(いぼ痔・あな痔・きれ痔)の治し方(手術)について

いぼ痔(内痔核)

・手術療法 : いぼ痔の奥の血管をしばって、いぼ痔を切除する方法
・術  式 : 内痔核脱肛根本術
・麻  酔 : 腰椎麻酔(稀に頭痛が起きますが後遺症は残りません)
・入院期間 : 14日間

  • 手術前
  • 手術後

・注射療法 : ALTA(ジオン注射)をいぼ痔に直接注射する方法
・入院期間 : 日帰り
※ALTA(ジオン注射)とは、痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる注射剤です。

ALTA(ジオン注射)の使用方法

ひとつの痔核(いぼ痔)に対して、4ヵ所に分割して投与します。これは痔核に薬液を十分に浸透させるためです。注射後、早い時期に痔核(いぼ痔)へ流れ込む血液の量が減り出血が止まり、脱出の程度も軽くなります。投与した部分が次第に小さくなり、元の位置に癒着・固定して、脱出が見られなくなります。通常1週間~1ヶ月ほどかかります。

ALTA(ジオン注射)の特徴

痔を硬くして治療することから、硬化療法手術と呼ばれてる、ALTA(ジオン注射)の特徴

□ 痛さと、時間的拘束によるストレスを軽減
□ 出血と脱出を止める
□ 短期入院
□ 社会生活への早期復帰

※新たな痔核(いぼ痔)治療の選択肢の一つとして喜ばれていますが、
 全てのいぼ痔(内痔核)がALTA(ジオン注射)で治るわけではなく、再発率が約10%あります。

あな痔(痔瘻)

・手術療法: 瘻管を切り開く開放術と、痔瘻のみを切り取り肛門の筋肉を残す温存術があります。
       手術後に便漏れが起きないようにしています。
・術  式: 痔瘻根治術
・麻  酔: 腰椎麻酔(稀に頭痛が起きますが後遺症は残りません)
・入院期間: 10~14日間

  • 手術前
  • 手術後

きれ痔(裂肛)

・手術療法: きれ痔の部分を浅く切除し、肛門括約筋の一部にメスを入れ肛門を広げる方法(LSIS法)
・術  式: 裂肛根治術
・麻  酔: 腰椎麻酔(稀に頭痛が起きますが後遺症は残りません)
・入院期間: 7~10日間。

〈 LSIS法 〉
  • 手術前
  • 手術後

    (歯状線以下の内括約筋をメスで切断し肛門を拡張する)

・手術療法: 手術後の創の治りの遅延の予防と肛門狭窄の解除を目的とした方法(SSG法・皮膚弁移植術)

高度の肛門狭窄
〈 SSG法・皮膚弁移植術 〉
  • 手術前
  • 手術後

    皮膚弁移動術

※手術は痛み止めを使いますので痛みはありません