家田病院のホームページをリニューアルして3カ月余りが経過しますが、
その間の検索ワードで一番多かったのは「血栓性外痔核」でした。
当院スタッフもまさかの結果となり驚いています。
そこで今回は、その「血栓性外痔核」について内痔核と比較しながら
詳しく紹介したいと思います。
肛門図
肛門を断面で見た図です。青い波線「歯状線」を境目に
肛門(肛門上皮)と腸(直腸粘膜)に分かれます。
発生場所
まず発生場所ですが、境目の「歯状線」より外側にできるものを血栓性外痔核と
言います。肛門周囲の血流が悪くなり血栓がたまって腫れた状態(血豆)です。
反対に内痔核(イボ痔)は歯状線の内側にできます。
痛 み
肛門と腸の境目となる歯状線ですが、痛みの境界線でもあります。歯状線の内側は
直腸粘膜のため神経がありません。そこに発生する内痔核は程度にもよりますが、
痛くないことが多いです。
反対に神経が過敏な外側にできる血栓性外痔核(血豆)は痛みを伴うことが多く
なります。
治療法
ほとんどの血栓性外痔核は薬や生活習慣の改善で治まります。
内痔核ではⅠ~Ⅳ度に分類され、Ⅰ~Ⅱ度は薬、Ⅱ~Ⅲ度は注射療法Ⅲ~Ⅳ度は
手術適応になることが多いです。
最後に
皆さんいかがでしたか? 少し難しかったでしょうか?
結論としては、仕事で疲れたり、便秘や下痢をしたりして、お尻に負担をかけると
痛くなったり腫れたりします。そのまま放置すると症状が悪化してしまいます。
早めに家田病院で診察を受けてくださいね!