最近、みぞおち辺りが痛い。
でも、この前の胃カメラの検査では「異常なし」と言われたし、昨日の食べ過ぎで調子が悪いのかな~?
と言っているそこのアナタ、ちょっと待ってください!
その痛み、もしかしたら恐ろしい病気かもしれません。
胃痛と思い込み放置してしまいがちですが、実はこれ胃が原因じゃないかもしれないのです。
胃カメラで異常なしと言われたのに胃・みぞおちが痛む理由
異常なしと言われたのに腹部に痛みがある場合、胃の周りの臓器の病気による可能性があります。
胃の周りには肝臓、胆嚢、膵臓が存在します。
それぞれの臓器の病気によってみぞおちの痛みが出ることがありますので
今回は痛みが出やすい、胆嚢と膵臓の代表的な病気を紹介します。
食後に痛む!胆石
胆嚢(緑色のところ)や繋がっている管の中に石ができる病気。
胆嚢の中でゴロゴロ動いている間は痛くないのですが、出口の細いところや
繋がっている管の中に詰まったり、炎症を起こしたりすると痛みが出ます。
また、食後に痛みが出るのも特徴です。放っておくと敗血症という恐ろしい
病気につながることもありえます。胆嚢は胃の出口付近(十二指腸)に近いため
十二指腸潰瘍と間違えることが多くあります。
沈黙の臓器!膵炎・膵臓がん
膵臓(黄色のところ)に炎症が起きたり、腫瘍ができてしまい症状が進行すると
痛みが出ます。場所は胃の裏側にあたるので、背中の痛みが出ることもあります。
膵臓は肝臓同様「沈黙の臓器」とも呼ばれ、痛みを感じにくいため
気付いた時には進行しているなんてこともあります。
異常がないのに胃・みぞおちが痛む場合は腹部超音波検査を!
健康診断や胃カメラの検査で異常なしと言われたのに、腹部に痛みがある場合は腹部超音波検査を受けましょう。
胆嚢、膵臓の他にも肝臓、腎臓、脾臓などもバッチリ観察することができます。
15分程度寝ているだけなので痛くも痒くもありませんよ!
家田病院では胃カメラだけでなく、腹部超音波検査も同じ日にセットで受けられます。
ご希望の方はお気軽に聞いてくださいね。
定期的な検査を受け、心身ともに健康ライフを送りましょう!