痛みのあり・なしに関わらず、排便時に出血してしまう方は要注意。いぼ痔(内痔核)の場合は痛みを感じることは少ないですが、症状が進むと炎症などによる痛みを感じる場合があります。大腸がんの恐れもあるので、早めに受診しましょう。
排便時や排便後にも、ズキズキとした痛みを感じることはありませんか?
出血はほとんど無くとも、知覚神経が刺激されることで強い痛みを感じることがあります。
肛門が腫れて熱を持っていたり、痛みを感じたりすれば、肛門の周囲が化膿して肛門周囲膿瘍になっている恐れがあります。症状が進むと、たまった膿が出てあな痔(痔瘻)になります。市販薬では治すことができませんので、早めに受診しましょう。
肛門に何かが出ている感覚や、異物感があればご注意を。腸の一部が出てしまっている恐れがあります。症状が進行すると歩行時にも出てしまったり、排便が困難になったりします。自然に治ることはありませんので、すぐにご相談ください。
腹痛や下痢が続いていたり、血便が出ていたりする場合、大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病などの大きな病気の恐れもあります。逆に便秘が続いている場合は、過敏性腸症候群や弛緩性腸症候群の疑いがあります。まずは気軽にご相談ください。